道議団奥尻島訪問

越森修平社長(右端)から「バイナリー発電」の説明を受ける道議 団
手すり・スロープ設置の説明を受ける道議団

 北海道南西沖地震・津波から24年。いまだに傷跡が生々しく残る 道南の奥尻町で全国の離島で2例目の地熱発電所が完成しました 。「奥尻の資源を使ったクリーンエネルギーの島として発信し、地域 活性化につなげたい」と奮闘する地元企業を、日本共産党道議団が 訪問しました。

原点は南西沖地震
 迎えてくれた「越森石油電器商会」社長の越森修平さんは、地熱発電所に案内し、事業内容を説明してくれました。同社が手掛けるのは、熱水の温度が少し低いため、沸点の低い代
替フロンを加熱し、大量の蒸気で発電用のタービンを回す「バイナリー方式」です。出力は250KWで200KW分を北電に売電し、年間6400万円の収入を見込んでいます。越森さんは「南西沖地震のとき貯蔵タンク(燃油)が壊れ、港に輸送船も着岸できなかった。非常時の電力自給の必要性を痛感した」と語り、今後発電後に出る排熱を利用して、入浴施設やナマコの養殖など、地域の産業振興にもつなげたい考えです。
菊地葉子道議は「排熱利用の入浴施設などで新たな雇用が期待できる。地域循環型の再生可能エネルギーは北海道の地域を元気にする力にもなります。こうした取り組みを広げるためにも道議会で支援の方向付けを議論していきたい」と語りました。

「バリアフリー観光」のとりくみ
 奥尻町では、町と観光協会が連携して高齢者や障がい者が安心して旅行を楽しんでもらうために「バリアフリー観光」に力を入れて取
りくんでいます。現在、店舗や宿泊施設に手すりやスロープを設置し、それをホームページや宿泊の予約サイトに案内して誘客の効果を上げているそうです。
今後の課題のひとつは「観光介助士」の資格取得問題です。研修の交通費負担が大きいため行政の支援が期待されています。
真下紀子団長は、早速8月2日の「食と観光対策特別委員会」で「バリアフリー観光」の推進を質問。木本晃観光振興監は「バリアフリー観光を本格的に推進する」と答弁しました。