不登校児童の学習権の保障を! 道議会文教委員会で

 11月7日、道議会文教委員会で「平成28年度児童生徒の問題行動・不登校生徒指導上の諸課題に関する調査」結果が報告され、菊地葉子道議は、不登校児童生徒への支援、学校以外の教育機会の確保について質問しました。

増加する不登校児童への学習権の保障は

全国の不登校児童生徒はこの20年間で2倍以上に増加し、道においても直近の調査では、小・中・高合わせて5000人を超え、特に小・中学校では、3年連続で増加しています。

こうした中、昨年9月の国の通知で「不登校を問題行動と判断せず、不登校が生じないような学校づくりや、不登校児童生徒への支援を積極的に推進すること」が示されました。

道内の学校外の不登校児童生徒に対するとりくみは、教育委員会、教育研究所、教育支援センター、児童相談所や福祉事務所などの医療・保健福祉関係、民間のフリースクールなどです。

教育支援センターの設置状況は全道市町村の2割

不登校の児童生徒に対する学びの場の中でも、中心的役割を果たすのが教育支援センターです。

菊地道議の質問で、全道179市町村の2割程度しか設置されておらず、又、ゼロの管内もあり教育機会均等な提供に大きな課題があることが明らかになりました。

北海道における「適応指導教室」(教育支援センター)の設置状況

空知 6カ所  宗谷  1カ所
石狩 6カ所 オホーツク 6カ所
後志 6カ所 十勝  4カ所
胆振  7カ所 釧路  1カ所
渡島  3カ所 根室  3カ所
上川  4カ所

フリースクールなど民間施設との連携を

現在、札幌などでフリースクールに通うと在籍校で出席と認められるケースが年々増加しています。

「今後教育の機会を保障していくためにもフリースクールなど民間団体、民間施設との連携も重要。ぜひ連携していくべき」と菊地道議は指摘しました。

菊地葉子道議の質問をうけて、就学援助申請簡素化にむけ、道教委が通達実施

9月の文教委員会で菊地葉子道議が就学援助申請に民生委員の意見・押印を必要としている自治体があり、申請出来なかったとの保護者の声を紹介し、改善を求めました。

その後道教委は9月末、就学援助事業の実施について市町村教育委員会に通達を出し、「民生委員の意見については、申請後に教育委員会が一括して照会することで申請手続きの簡素化を図るよう」求め、必要な児童生徒がもれなく就学援助を受けられるよう指導しています。