全国初「教職員の変形労働時間制」導入(北海道教育委員会):在校時間は減らない・導入やめよ」

第4回定例道議会で12月2日、菊地葉子道議が一般質問にたちました。 新型コロナウイルス感染症対策、原発・エネルギー政策、新幹線残土問題、教員の変形労働時間制等の問題をとりあげ鈴木直道知事・児玉俊宏教育長に迫りました。

制度導入でも労働時間は削減せず

菊地道議は「変形労働時間制導入で労働時間が削減しないことはこれまでの議会議論で道教委が認めてきたことである。管理職のあらたな業務負担や長時間労働の削減等是正出来ていない課題はあまりにも多く、指摘された課題をどう改善されたのか」と制度導入の姿勢を質しました。

「働き方改革の一環」(道教委)と条例提案

教育長は「本制度を実行あるものとするには他の施策と組み合わせ、一体的に業務削減等につなげていくことが重要。管理業務が負担とならないよう手続きの簡素化、各種調査の廃止、研修の精選などの効果や課題を検証しながら在校時間の削減に取り組むと答弁。

全国の先陣を切るな!引き続き議論を

菊地道議の次年度以降に条例制定を予定している団体も四県であるとして反対の声が多い条例制定を急ぐことなく引き続き議論すべきとの質問に教育長は「市町村教育委員会への意向調査で職員が活用できるよう検討したい」との回答が約8割あり「学校における働き方改革促進会議」でも議論してきた事を挙げました。

現場の教職員の実態・意見を反映せよ

菊地道議は「教職員組合のアンケートでは95%の教職員が道教委の意向調査では意見を聞かれていないと答えている。教育長は現場の教職員の声をどう把握し検討したのか」と厳しく迫りました。

教育長は「導入の手引き」リーフレットの配布を行った。市町村教育委員会が所管の学校の意見を聞いた。としながら制度導入は働き方改革の一つの選択肢とくり返しました。
道人事委員会は変形労働時間制の導入を目的とした議案を「適当」としました。


道議会で指摘した問題点は道教委から人事委員会に情報提供はされておらず、菊地道議は「議論の形骸化」と指摘し、子ども一人一人の成長を見守る「風通しのよい職場」をつくるには現場の声を受け止め、教職員の声を十分に反映させることが不可欠と強調しました。

変形労働時間制とは

一日当たり7時間45分の勤務時間を10時間まで延長でき、延長分を夏休みに「まとめ取り」するという一年単位の変形労働制。平日に2時間以上もの勤務時間の上乗せになりコロナ対策に追われる教育現場に過酷な働き方を押しつけることになります。