条件不適土って?隠し続けた2年間新幹線工事は一時中止し、調査と点検が必要

北海道新幹線のトンネル工事の有害残土が問題になっています。

仮置き場が満杯トンネル工事一時中断!

9月17日北斗市議会の特別委員会に鉄道運輸機構より「条件不適土」について報告されました。工事中の渡島トンネルから要対策土(有害残土)の捨て場に適さない「条件不適土」が出土。
仮置き場に運び込んできたが、今月中に満杯になり、次の仮置き場を設置するまでトンネル工事そのものを中断せざるをえないという重大な内容でした。

新仮置き場が必要になるまで!隠し続けた2年間

機構は「条件不適土」について現状の受入条件や対策の下では、重金属の濃度を環境基準以下に下げられない残土であると示唆し、内容や数値などについて11月の特別委員会まで明らかにしませんでした。
「条件不適土」の初出土は2018年10月で、機構が北斗市に伝えたのは翌2019年7月、市議会への報告は仮置き場が満杯になった今年9月と、2年近くも市民と市議会に隠したままでした。

ヒ素の含有率基準値の270倍

11月12日北斗市議会の特別委員会で条件不適土は基準値の270倍ものヒ素を含んだ掘削土であることが報告されました。

道議団、機構に交渉情報公開と工事中止を!!

10月30日、菊地葉子道議は北斗市議らとともに機構に対し、情報公開と工事の全区間凍結を要請しました。
請団は「正体不明の残土に住民の不安は当然。説明責任を果たすべき」と抗議し、なぜ説明がなかったのかと迫りました。
機構は「一万平方メートルで収まると思っていたが増えて受入れ地がなくなり、対策に時間を要した」「今後の対策は第三者委員会で検討する」と述べ、くり返しの質問にも「条件不適土」の内容は最後まで明
らかにしませんでした。
住民説明会の開催についても「不安をもつ地域住民には、市と調整し適切にやっていきたい」と答えるだけでした。仮置き場で収まる程度の量なら報告もせず、住民に知らされることなく処理された可能性さえあります。
菊地葉子道議は「処理方法が決まっていないとしてもそのことを含め状況を速やかに公表すべき。情報公開が遅くなることで信頼関係が崩れていくのではないか」と機構の姿勢に抗議しました。

10月30日、鉄道機構に「工事凍結」を申し入れる菊地道議(左から2人目)