地毛証明・ツーブロック禁止の廃止等
党道議団は昨年(2021年)6月、道内191校を対象に全日制道立高校の校則実態調査を発表しました。9割の学校で頭髪の色や髪形を規定しており、道議団は議会で見直し議論を進めてきました。
倉本博史道教育長は「校則は絶えず見直しが必要」と各学校への周知・指導助言をしていくと表明していました。10月4日、道議会予算特別委員会で真下紀子道議が「校則の見直し調査結果と課題」を質問しました。
道教委が実施した道立高校の校則見直し調査では、すべての高校が点検し、約8割の高校で見直しが行われていました。問題になっていた地毛証明の提出は全校で廃止。ツーブロックなど髪型への規制も廃止。部活動のジャージ登校、ポロシャツ着用・女子制服のスラックス導入など見直し例が示されました。
また全校で校則がホームページに掲載されることになりました。
校則見直しの方法は、生徒同士の話し合い、保護者の意見聴取機会の設置が87%、見直し手続きを生徒や保護者に周知83%、学校運営協議会や評議員会などの意見を参考にする83%でした。
真下道議は、文部科学省が30年前から、子どもの権利条約の「周知の重要性を通知していたと、子どもの権利条約を尊重した校則の見直しを加速するよう求めました。